2017年4月22日土曜日

憧れの寅さん その2

改札を通るたびに駅員さんに確認しながらようやく柴又駅にたどり着いた松剣。地図で見れば東京って面積が狭いけど、こうして列車で走ると案外広いな。結構時間食ってしまった。





 
 
 
コインロッカーに荷物を預け改札を抜けると憧れの寅さんが!




 
 


最近建立された寅さんを見送る妹さくらも。




 
 


二人の間はこれくらいの距離。









ここの広場を抜けると帝釈天への参道。お土産屋さんや食事処がズラリと並ぶ。相方が一緒なら既にワクワク興奮気味で早足になっているな。










若い人もチラホラ見えるがほとんど松剣の親世代。売っているお土産も佃煮や漬物、煎餅の類が多い。団子も旨そうなんだけどとにかく時間が無いのよ・・・






いつもの松剣らしくなく、今日は計画的じゃなかった事を反省。ゆっくり見られないのは残念だけど、お土産は帰りに買うとしてとりあえず帝釈天へと急ぐ。






おっと!ここは素通りする訳には参りません。







それにしてもこんな昔の撮影で使われたと言うだけで集客できるなんて凄いね。さすがだ、寅さん。





参道、と言うべきか商店街と言うべきか、ここを抜けた突き当たりに帝釈天が現れる。




『わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯を使い、性は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します』の、あの帝釈天。








思ったより随分広く感じる境内に入ると、佐藤蛾次郎さん演じる源ちゃんが竹ぼうきで掃いていそうだ。








もっとゆっくり見たいが寅さん記念館にも行かなきゃ。帝釈天を出て道しるべに従い閑静な住宅街を歩く。思ったより遠いな・・・結構な早歩きで5分くらいだろうか。入場料500円で隣の山田洋次ミュージアムにも入る事が出来るが今日は記念館だけ。





入ると映画で使用されたメガホンや監督の椅子が展示してあり、さながら撮影現場の様。





その向こうは『寅さんの生い立ちコーナー」。よく出来たジオラマで、紙芝居仕立てになっている。ナレーションは妹のさくら、倍賞千恵子さん。

 
 





寅さんとさくらは6つ違いの異母兄妹。寅さんは父の浮気相手だった芸者が生んだ不義の子で、幼い頃から相当のガキ大将だった、という設定。







 

江戸川の対岸から東京大空襲を震えながら見て、戦地へ赴いた父の帰りを待つ。






 


戦地から復員したけれど、その後父がどうなったのかは映画で詳しく語られていない。




寅さんを生んだ元芸者の母お菊は、京都でラブホテルを営んでいるという設定でミヤコ蝶々が演じ、第二話と七話に登場している。






 
 
 

16歳の時、喫煙がバレて父に殴られ高校も中退して遂に家出をする寅さん。ジオラマの汽車、扉も閉まりちゃんと動いて走り去るという芸の細かさだ。

 



 
 
 

家出をし、行方知れずになっていた寅さん、テキ屋で修行をしていたのだ。この時にあの口上を覚えたんだな。





“焼けのやんぱち日焼けのなすび、色が黒くて食いつきたいがあたしゃ入れ歯で歯が立たないよ”





“結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りは糞だらけ“





 
 


そうして家出から20年ぶりに、ふらっと故郷柴又へ帰って来た所から『男はつらいよ』シリーズが始まるという訳だ。





この先寅さんシリーズもう1回続くよ!

 

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